科目 | マメ科のソラマメ亜科シタン属 広葉樹 |
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産地 | タイ、ミャンマー、インド、インドネシア、マレーなどの主に東南アジア地域に広く分布。日本では八重山諸島が北限。 |
色調 | 辺材は淡灰黄色で狭く、心材は紅褐色から赤褐色。 |
性質 | 肌の美しい表面を持ち、綺麗な光沢が見られます。体積当たりの密度が高いので、非常に硬く、丈夫。乾燥にも強い。塗料との相性が良い。 |
用途 | 主に内装・家具(仏壇、床柱、框、フローリング、家具、カウンター材など。) |
花梨(カリン)の特徴
花梨(カリン)は木肌の美しい表面を持ち、綺麗な光沢が見られる木材です。古くから銘木として利用され、絶対量が少ないため重用された木材です。
花梨(カリン)は手を掛け仕上げを施す事により、他の樹種では得られない独特な重厚感をかもし出します。
機械が充実した現在であっても加工の仕方は特殊で、限られた人や工場でなければ加工が難しい木材であります。
加工が難しいこと、硬く目が細かいことが花梨(カリン)が高価になる大きな理由の一つです。
さらに、中国の経済発展により、花梨(カリン)材の出荷量が増えていることもあり、価格が高騰しているのと同時に、日本への流通量も少なくなっており、特に幅広材はなかなか手に入らない状況です。
花梨(カリン)は、国際自然保護連合のレッドリストでは危急にランクされています。