日本と欧米の木材の好みの違い
日本では桧(ヒノキ)・杉(スギ)など柔らかい木材が好まれ、欧米ではチークやローズウッドなど硬い木材が好まれます。
この好みの違いは、どうしておこったのでしょうか?
それは、靴を脱いで生活する文化と、そうでない文化の違いに集約されるのではないでしょうか。
日本人に好まれる桧(ヒノキ)・杉(スギ)などは、やわらかく肌触りの良い材質とされています。これは、日本人が家の中を「裸足」で過ごすことに起因します。床に座り、床に寝ることもあります。靴をはかないで歩くなら、硬い材質よりも柔らかい材質が心地よいです。
一方、欧米で好まれるチークやローズウッドは、調度品にも使用され、靴で乗っても傷のつきにくい硬い材質です。頑丈さが大事ということですね。